つらい症状はあるけれど、どこを受診したらよいか分からない、いくつか受診したけれどはっきりとした診断が得られない、そんなときに役割を担うのが総合診療部です。
総合診療部では、臓器を限定せず幅広く診療を行います。受診する患者さんの症状は、発熱、だるさ、痛み、めまい・ふらつき、しびれ、むくみで6割を占めますが、そのほかにも多彩な症状で訪れます。
診察室では症状とその経緯を詳しく尋ねて必要な身体診察を行い、それまでに行った検査や治療を総合して正しい診断を考えていきます。その場で診断可能なこともあれば、複数の考慮すべき疾患が考えられるために追加の検査や他診療科の受診が必要になることもあります。その場合も紹介して終わりではなく、最終診断にたどりつき治療に結びつくまで継続して診療を行っています。治療はその疾患に要求される専門性の度合いにより、総合診療部で行う場合、各専門診療科にお願いする場合、地域医療機関にお願いする場合があります。
お困りの症状がありましたら、総合診療部の受診についてかかりつけ医の先生にぜひご相談ください。